ノード設定

シナリオエディタにてノードを選択することで、ノードの設定を編集・保存することができます。

共通設定

項目 説明
ノード名 ノードの名前。フロー上で何をしているか判別しやすい名前を設定します。
初期ノード設定
※「質問する」または「案内する」のみ
通話開始時に最初に実行されるノードを 1 つだけ指定します。

 

「質問する」

ユーザーに問いかけ、その回答(音声)を認識してデータとして取得します。

1.ボットの発話内容

ボットに発話させたい内容を入力してください。

  • 変数の挿入
    「質問する」や「システム連携」で取得した情報は、他のノードで再利用できます。
    詳細は変数の挿入方法を確認してください。

2.回答タイプ(プリセット)の選択

ユーザーが回答の種類を選ぶだけで、AIへの指示(プロンプト)や入力チェック(正規表現)が 自動的に設定される仕組みです。

タイプ ボットの挙動(AI補正の効果)
自由回答 あらゆる発話を受け付けます。必要に応じて独自のAI指示を追加できます。
電話番号 「ゼロ九ゼロ…」などの発話を「090…」の半角数字へ自動変換します。
日付・時間 「来週の月曜」などの曖昧な表現を「2026-03-09」形式の日時データへ正規化します。
はい / いいえ 「大丈夫です」「結構です」などの表現を yes または no として判定します。
数値 金額や年齢などの発話から、単位を除いた「数字のみ」を抽出します。

3. AIによる入力補正(AI補正)

自由回答でAI補正をONにすると、AIが文脈を理解して入力内容を補正します。

  • メリット
    音声認識の聞き間違いやユーザーの言い間違いがあっても、 文脈から正しい情報を推測して変数へ保存できます。
  • API設定
    この機能を利用するには、GeminiのAPIキー設定が必要です。 未設定の場合は警告メッセージが表示されます。

4. 回答を保存する変数名

回答から取得した情報を変数に保存します。任意の変数名を入力してください。

  • 例: user_name(変数呼び出し時:  ${user_name}

5. エラーハンドリング(聞き直し設定)

AIが聞き取れなかった場合や、入力形式が正しくない場合の挙動を制御できます。

  • 最大聞き直し回数
    無限ループを防ぐための上限回数です(デフォルトは3回)。
  • 聞き直しメッセージ
    ユーザーが答えやすいよう、言い回しを変えたメッセージを設定することを推奨します。

 

「案内する」

ユーザーにメッセージを伝えます(例:挨拶や注意事項の読み上げ)。

1.ボットの発話内容

ボットに発話させたい内容を入力してください。

  • 変数の挿入
    「質問する」や「システム連携」で取得した情報は、他のノードで再利用できます。
    詳細は変数の挿入方法を確認してください。

 

「条件分岐」

変数の値などに応じて、次に進むルートを枝分かれさせます。

1. 分岐の仕組みと「優先度」

1つのノードから複数のルートに分かれる際、ボットがどのように判断するかを解説します。

  • 上から順に判定
    リストの上(優先度の数値が小さい順)から条件がチェックされ、最初に「一致」したルートへ進みます。
  • 優先度の変更
    各条件カードの右上にある数値をクリックして変更することで、判定の順序を入れ替えることができます。

2. 2つの設定モード

ユーザーの習熟度や用途に合わせて、2つのモードを使い分けることができます。

  • 標準モード(GUI)
    • 変数名・比較演算子・値を個別に設定するだけで条件を作成できる、ミスが起きにくいモードです。
    • 演算子(「と等しい」「を含む」「正規表現」など)を選択肢から選択して設定します。
  • 高度な設定(カスタムモード)
    • JavaScriptの式(例:age >= 20 && member == true)を直接記述できるモードです。
    • 複雑な計算や複数の変数を組み合わせた条件を設定する場合に利用します。

3. 「デフォルトルート」の役割

どの条件にも当てはまらなかった場合の「逃げ道」となるルートの設定方法を解説します。

  • 条件を空に設定したルート(リストの一番下に配置することを推奨)が「Default」となります。
  • 予期しない回答やステータスが返ってきた場合でもフローが停止しないようにするための重要な設定です。

 

「システム連携」

外部APIを呼び出し、顧客情報の参照や予約データの保存などを行います。

システム連携設定画面

1. 連携先の選択

「外部連携設定」で事前に登録した認証情報を選択するステップです。

  • 認証情報を選択すると、接続先のベースURLやAPIキーが自動的に適用されます。

2. Salesforce専用エディタ

Salesforceを選択した場合は、専用の設定画面へ自動的に切り替わります。

  • メリット
    JSONやHTTPメソッドなどの専門知識がなくても、画面上の項目を選択するだけで Salesforceの顧客情報を参照・更新できます。
アクションの選択

何のためにSalesforceへ接続するか、カード形式で目的を選択することが可能です。

目的 説明
カスタム検索(GET)
既存の顧客情報を探す。
カスタム作成(POST)
新規レコードを作成する。
カスタム更新(PATCH) 既存レコードを更新する。
【カスタム検索(GET)】

ここではSalesforceに保存されている顧客情報を検索し、検索がヒットした場合に設定した項目を取得・変数に保存します。

処理 項目 説明
検索条件(describe API連携) Salesforce項目 検索条件に含めるSalesforceの項目をプルダウンより指定する。
検索する値(変数も可) 検索に利用する値を指定する。変数を指定することも可能。
取得する項目と保存先 取得項目(SELECT) 検索でヒットしたレコードから取得するSalesforceの項目をプルダウンより指定する。
ボットの変数名 取得した値を保存する変数の名前を設定する。
検索ヒット件数(totalSize)の保存 検索でヒットしたレコードの件数を保存する変数の名前を設定します。
【カスタム作成(POST)】

ここではSalesforceの新規レコード作成にあたり、ユーザの発話からSalesforceに保存する項目を設定します。

処理 項目 説明
設定する項目と値(Payload) Salesforce項目 登録対象とするSalesforceの項目をプルダウンより指定する。
セットする値(変数も可) 指定したSalesforce項目に登録する値を指定する。変数を指定することも可能。
カスタム更新(PATCH)

ここではSalesforceに保存されている顧客情報を検索し、検索がヒットした場合に設定した項目を取得・変数に保存します。

処理 項目 説明
更新対象のレコードID SalesforceレコードID 更新対象のレコードのID(ユニーク)を指定する。
変数を指定する場合は、本ノードより前の段階で「カスタム検索」ノードを配置し、その中でIDを取得するシナリオを組んでください。
設定する項目と値(Payload) Salesforce項目 更新対象とするSalesforceの項目をプルダウンより指定する。
セットする値(変数も可) 指定したSalesforce項目に設定する置き換え値を指定する。変数を指定することも可能。

3. 汎用Webhookエディタ

Salesforce以外の独自システムや、より自由なAPI連携を行う場合の設定です。

  • ヘッダー / ボディの設定
    以前取得した変数を ${var_name} 形式で埋め込むことで、 APIリクエストに動的な値を設定できます。
  • レスポンスマッピング
    APIから返ってきた値を変数として保存し、その後のフローで利用できるように設定します。
◆ 詳細なHTTP設定

通常は折りたたまれている高度なHTTP設定を必要に応じて変更できます。

  • Method
    GET、POSTなどのHTTPメソッドを選択します。
  • Headers
    APIキーなどの認証情報やカスタムヘッダーを追加できます。
◆ リクエスト形式の選択(JSON / Form)

API通信時に送信するデータ形式を切り替える設定です。

  • JSON
    多くのWebサービスで利用される形式(application/json)。
  • Form
    従来のWebフォーム送信などで使われる形式(x-www-form-urlencoded)。
  • 変数の挿入
    変数選択メニューを使って ${var_name} 形式でボディに埋め込めます。
◆ レスポンスマッピング(結果の抽出)

APIから返ってきたレスポンスデータから特定の値を取り出し、 後続のフローで利用できるように変数へ保存する設定です。

  • JSON Path の指定
    JSON Path を使ってレスポンス内の値を指定します。

  • records.0.Name と入力すると、 最初のレコードの Name を取得できます。

4. 高度な設定(タイムアウト)

システム間通信の待ち時間を調整する設定です。

  • デフォルトは 5000ms(5秒) です。
    連携先システムの応答速度に応じて調整する場合があります。

 

「値を記憶」

計算結果や特定のステータスを、変数として一時保存します。

1. 変数のセット

ノード通過時に指定した変数に任意の値を保存します。

 

「転送」

外線やオペレーターへ電話を転送します。

1. 2種類の転送方法の使い分け

状況に応じて、最適な転送先を選択できることを解説します。

  • 外線番号

    • 特定の電話番号へ転送します。
    • 変数の活用
      ${sf_agent_phone} のように、システム連携で取得した「担当者の直通番号」を 変数として指定し、転送先を動的に変更することもできます。
  • スキル(キュー)

    • システム内の特定の「スキル」に紐づくオペレーターグループへ着信を割り当てます。
    • リストから選択するだけで設定できるため、簡単に転送先を指定できます。

2. 転送前のアナウンス

転送直前に再生するメッセージを設定します。

  • デフォルトメッセージ
    「担当者にお繋ぎします。」といった標準的な案内が用意されています。
  • カスタマイズ
    ${user_name} などの変数を使い、 「${user_name} 様、お調べしますので担当にお繋ぎします」 のような個別対応の案内メッセージを設定できます。

3. 設定の入力ルール

  • 電話番号
    ハイフンなしの半角数字で入力します。
  • リアルタイム取得
    スキル一覧は自動取得されるため、 常に最新の組織構成に合わせて選択できます。

 

「切断」

通話を終了します。

1. 通話結果のタグ設定

このノードを通過して終了した通話に対して、分析用の通話結果タグを設定します。

ステータス 応対履歴に表示されるステータス
completed 正常終了
conversion シナリオ完遂
lookup_failed 照合失敗
dropped 途中離脱
failed エラー
 

変数の挿入方法

「質問する」や「システム連携」で取得した情報は、他のノードで再利用できます。
テキスト入力欄(発話テキストなど)の近くにある {}取得した情報を挿入」 ボタンをクリックすると、 利用可能な変数リストが表示されます。

  • リストから変数を選択すると、自動的に ${変数名} という形式でテキスト内に挿入されます。

  • 「こんにちは、${user_name} 様」と設定すると、 実際の通話ではユーザーの名前に置き換わって再生されます。

情報の出所(ソース)の自動判別

どのノードで取得・設定された情報かが、アイコンとラベルで表示されるため、 変数の出所を迷わずに選択できます。

アイコン 出所(ソース) 対象となる変数
吹き出し 質問する ユーザーが回答した内容(例:ageaddress など)。
クリップボード 値を記憶 手動で設定した固定値や計算結果。
データベース システム連携 外部APIから取得した顧客データ(例:last_order_date など)。

リアルタイム・スキャン

変数リストは、キャンバス上の全ノードをリアルタイムでスキャンして リストを作成します。

  • 新しく「質問する」ノードを追加して変数名を設定すると、 即座に他のノードの変数リストからその変数を選択できるようになります。

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